幻灯

言葉のカケラを
探しにでかけよう

5:00

朝焼け

変わることなく、
やってくる
朝に安心する。

5:30

虹のカケラ

駐輪場に落ちていた、
虹を拾った。

8:20

白い花

ありきたりだったり、
あたりまえみたいに、
其処に咲いている。

13:00

食器棚

誰かに言いたいような。
秘密にしたいような場所。

17:00

夕暮れ

ばいばい。
と大きく手を振った。

18:30

平凡な日々の中にも、
きらりと光るカケラが時々見つかる。

私は、それを忘れないように、
そっと両手で掬う。

河井奈央

河井 奈央 kawai nao

兵庫県1977年4月生まれ
フィルム写真全盛期の時代から、趣味で写真を撮り始める。
やがて友人と発行したフリーペーパーで詩を担当することにより、言葉にも興味を持ち、福祉関係の仕事の傍ら「写真と言葉」にまつわる表現活動を行う。
2017年頃より「幻灯」という作家名で本格的に活動を開始する。
「手のひらで そっと光る」をコンセプトに創作を続けている。

これまでの個展

2017年12月
「pieces.」nitte(兵庫・西宮)
2019年2月
「短い手紙と、ちいさな贈りもの。」Confidence cafe(大阪・住吉大社)
2019年4月
「手のひらで、そっと光る。」ギャラリー・アビィ(大阪・南船場)
2020年2月
「可視光線」レトロ印刷JAM(大阪・中津)
2020年7月
「灯す」アンベルジェ モンクゥ(兵庫・逆瀬川)
2020年10月
「深夜」Bookcafe DOOR(兵庫・仁川)
2022年9月
「夜明けの詩(うた)」ギャラリー・アビィ(大阪・南船場)

Instagram

お問い合わせ